2012年2月アーカイブ

病むということは孤独なこと。
一人で思い通りにならない身体と付き合っている心は、なかなか、いいことをイメージすることはむずかしい。

一人ひとりの生は、人との関係の中で感じられ、人はそれを、幸せであることを、必死に確認しながら歳を重ねていく。床に臥せていると、不安ということがどのようなことなのかがよくわかる。

集団で暮らしていても、存在に語りかけてくれ、寄り添い、あたたかい感情の中にいること、

そのことがどれだけ援けになるか、病は治らなくても、障害と言われても、

命の尊さのためにはあたたかさが必要なことを。

私たちは、神ではないができることがある。

何とかして援けようとすること、向かおうとすること、最後の最後にどんな時間を提供できるのか、を思って毎日毎日を、瞬間瞬間を大切にすること。その方の体験を自らのことのように感じられることが多くなるように努力すること、

そのことが、互いのペーシングの中で感じられることが習慣となるようにすること、

誰かのために絶対に必要とされる存在になること、
その人の希望となること、

そのために自らの感度、精度を上げるようにすること、

そして、心の養分を持つこと、保つこと。

人とは仲良くすること。

(職員向けメッセージより)

福島正伸さんの講演後、多くの反響が寄せられました。

「最高!絶好調!チャンス」

「言葉は、幸せになるためにある。だから、誰かを幸せにする言葉だけを発する」

「できるかどうかじゃない、やると決めた事だけをやるだけ」

「困難の親友は感動」

「環境や人のせいにしない、すべては自分の責任において行動する」

「人に依存すると不満や愚痴になる、自分と未来に期待したら楽しくなる」

「一流になるほど成長したくなる」

「未熟者があきらめない姿を見せ続ける、それが人の勇気につながる」

「失敗はやる気になるとき、人として成長する機会」

「私たちに売上や収入を決めることはできない。お客様にどれだけ役に立つか!感謝の言葉と売り上げが一緒に帰ってくる」

「命の時間をどう使うか、絆をどう深めるのか、僅かなことでも...幸せは主観である。...幸せは自分で決める」

「人間が一人ひとり遺伝子も性格も違うのは一人では生きてゆけないから、人は助け合い、協力しあうことを生れた時から与えられている」

...「すべての出来事は、前向きに考えればチャンスとなり、後ろ向きに考えればピンチとなる。問題が起きたことが問題なのではなく、どう考えたかが、本当の問題である」宝石のような言葉の連続、

そして締めくくりは

「みんな大好き!」

(職員向けメッセージより)

天野敦之氏(コンサルタント・天野敦之事務所株式会社代表)

いったい何が起きているのか?

無理して、やりたいことを我慢して、必死で働いて、
どんどん幸せから遠ざかっていく。

お金持ちになった人も、そうでない人も、
誰も心から笑っていない。

思いやりや、慈しみや、優しさは、ビジネスの邪魔になる。

... ビジネスは闘いなのだから、甘いことなんて通用しない。

そう言われて、本当の自分を押し殺して、がんばってきた。

そこには、幸せはなかった。

本当はもっとつながっていたい。

幸せは、つながりの中にある。

それなのに、どんどんつながりを分断していった。

仕事の効率化を進めて、無駄を省いて、生産性を上げて、
隣の人が本当は何を考えているのかも知らないまま
ロボットのように仕事をこなしていく。

感情も排除して、理屈だけで科学的に仕事をすることが
最先端だともてはやされた。

でもそうやって科学的な手法を取り入れて、残ったのは
仕事の虚しさだけ。

本当は、仕事は神聖なもののはずなのに。

自分の素晴らしさを発揮して誰かに喜んでもらえる機会なのに。

そんな働く喜びが、消えていった。

みんな孤独で、寂しくて、つながりたいのにバラバラ。

お互いに足を引っ張り合って、無駄な会議ばかりして、
疑心暗鬼、相互不信、会社に行くのがつらい。

そんな状態で仕事をしても、いい仕事ができるはずがない。

仕事だけじゃなく、社会全体で、つながりが分断されている。

傷付きたくないから、誰も本音を言わない。

隣に誰が住んでいるかも知らないし、助け合うこともない。

facebookやtwitterで、みんなつながろうとする。

でもそれは、贋物のつながり。

つながりたいという寂しさをビジネスに利用されているだけ。

そんなとき、311が起こった。

本当に辛く悲しい出来事。

でもその中で、つながりの大切さに気付いた。

みんな本当はつながりたかった。

助け合わなければ生きていけない状況に追い込まれて、
そのつながりを思い出すことができた。

被災地で助け合う姿が、世界から称賛された。

311は、同時に、いろんな矛盾を明らかにした。

原発は、安全なんかじゃなかった。

多くの人たちを犠牲にして、一部の人だけが利益を得る
そんな構造が明らかになった。

もう、無理が通用しなくなっている。

問題を先送りになんかできない。

今、変わらなければ、人類は生き残れない。

その役割を担うのは、日本。

放射能で日本はもうダメだ、という人もいるけど、
むしろ全く逆で、今こそ日本の素晴らしさを思い出すとき。

つながりを大切にしてきた、自然を畏れ敬ってきた
日本の叡智に立ち返るとき。

日本語には、素晴らしいことばがたくさんある。

たとえば「いただきます」

料理してくれた人だけでなく、食材になった野菜や肉・魚、
それらを生み育ててくれた農家の方や、大地、海、雨、太陽、
そうした生命をいただいて、生かされているという、感謝の気持ち。

たとえば「おかげさま」

調子はどうですか?と聞かれて、おかげさまでと答える。

誰のおかげというわけでもなく、目に見えない大きな力も含めて
すべてのおかげで生かされている、という感謝の気持ち。

たとえば「もったいない」

もったいないという言葉には、その対象の本来の素晴らしさが
発揮できていないことを惜しむ気持ちが込められている。

もっと活かせるのに、もっと輝けるのに、もったいない、という
すべての生命の無限の可能性を信じる気持ちが、そこにある。

たとえば「はたらく」

働くとは、傍を楽にすること、つまり周りの人たちを幸せにすること。

英語圏では仕事を苦役と考えて、何とか避けようとするけど、
日本は働くことを喜びと考えてきた。

何しろ、日本の神話の中では、天照大神でさえ、
機織りの仕事をしている。

一番偉い神さまさえ、仕事をしているんだ。

お金のためではなく、仕事が神聖な行為だから。

日本の八百万の神の考え方も、批判されてきた。

クリスマスに教会に行き、除夜の鐘でお寺に行き、
初詣に神社に行く。

節操が無い、と言われるけど、違いを否定せずに、受け容れて
良い部分を学んで楽しむ感覚は、実は最先端なんじゃないか。

その辺の石ころさえも、神さまとして奉って、感謝する。

どんなものにも、神さまが宿る。

自分の中にも神さまがいる。

神社に鏡があるのは、鏡に映った自分が神さまですよという証。

日本人は、自然を神さまとして敬ってきた。

自然は、征服したり管理したりする対象ではなかった。

みんなが自然を神さまと思えたら、
自然環境破壊なんて無くなるかも知れない。

原発によって、神さまが宿る、母なる大地を殺してしまった。

取り返しのつかない、本当に愚かなことをしてしまった。

ここで気付かなかったら、
すべてに神が宿るという日本の叡智を思い出さなかったら、
それこそ犠牲を無駄にすることになる。

今、世界も日本も、本当に危機的な状況。

でもこの危機は、もっと本来の素晴らしさを発揮しなさいという
メッセージかも知れない。

私たちは、あまりにも自分たちの力を過小評価してきた。

今こそ、日本の叡智を思い出すとき。

不景気だと言われるけど、実は景気を良くする方法も
日本語の中に秘められている。

景気は、文字通り、氣の状態。

日本人は、景気は氣が左右するということに気付いていた
数少ない民族。

氣の状態を良くすれば、不景気は解消するのであって、
財政出動とか公共事業とかは、あまり意味はない。

もっと純粋に、心の問題。

みんなが笑って、自信を取り戻して、お互いに愛し合えば
それだけで景気はすぐに回復する。

日本人は、氣を高める方法も知っていた。

だから坂本龍馬は、江戸と京都と長崎を何往復もできた。

メールも電話も無い時代に、薩長同盟、大政奉還を成し遂げた。

氣を高めるには、ゆるめること。

無理をせずに、余計な力を抜くこと。

宮本武蔵は、実はゆるめることの達人だった。

寺子屋では、氣の扱い方が教えられていた。

呼吸によって、氣の力を体内に取り入れ、循環させていた。

今の日本人は、頭で考え過ぎて、無理して余計な力が入って
氣が循環せずに、苦しんでいる。

本当に大切なものは、目に見えない。

星の王子様の言葉だけど、日本人はみんな知っていた。

それを非科学的だといって無視してきたけど、
目に見えないものを排除する方がよほど非科学的だということに
みんな気づきはじめた。

日本人はもっと誇りを取り戻そう。

何しろ、日本は世界最古の王朝。

世界で二番目のデンマークが1000年ちょっと。

日本はその倍以上、ずっと単一の王朝が続いている。

アメリカは230年、中国はわずか60年程度。

ただ続いているからすごい、というわけじゃない。

驚くべきことは、天皇陛下が、自分を守る軍隊を持っていないこと。

当たり前と思うかも知れないけど、これはすごいこと。

海外では、民衆が飢えているのに王様が贅沢にふけって
革命を起こされてギロチンにかけられる、という歴史の繰り返し。

日本では、民衆が飢えているとき、天皇陛下も一緒になって
食事を制限され、国民の苦しみを自分の苦しみとして耐えられる。

天皇陛下は、一年中、日本国民の平和を祈ってくださっている。

その祈りの力が、日本を守っている。

でもそのことは、ほとんどの人が知らないし、知らされていない。

天皇陛下を賛美するだけで、右翼として扱われる。

そう思ってしまうのは、洗脳されている証。

学校では、歴史で日本の神話や国の成り立ちを教えない。

神話を教えなくなった国は確実に滅びるという。

日本は、巧妙な手段で、骨抜きにされている。

これは、戦後のGHQの占領政策。

日本は武力では制圧できないと知ったアメリカが、
文化を破壊することで、日本の力を殺いでいった。

それがとてもうまくいって、日本人はみんな自信を無くしてしまっている。

でもそれはわずか60年前のこと。

だから、ただ思い出せばいい。

日本の叡智の素晴らしさ、日本人の誇りを取り戻せばいい。

わざわざ海外に学びにいかなくても、叡智はここにある。

生かされていることへの感謝、目に見えないつながり、
経済はお金ではなく氣であること、
仕事は人を幸せにする神聖な行為であること。

輝かしい未来を創るために、本当に大切な智慧は、
すべてここにあった。

それを思い出して、お互いに助け合い、信じ合い、愛し合うこと。

相手を信じ、思いやり、慈しみ、愛する気持ちが、
人間の可能性を最大限に高める。

人は誰でも、もっと輝ける。

天野敦之氏(コンサルタント)

(職員向けメッセージより)

このアーカイブについて

このページには、2012年2月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年1月です。

次のアーカイブは2012年3月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。