2010年8月アーカイブ

悟りを開いたという人の中には「何が起きても一喜一憂することなく淡々と生きなさい」ということを言われることがあります。

なかなか困難なことです。俗人にはなかなかできません。

私たちの仕事は、"支援・介護"と言われる領域です。

時間が長くても身体的なことは一部であり"かかわり"のなかで"安心(幸せ)という成果"を得ていただくことが目的です。

人生には様々なことが起こります。喜ぶべきことは共に喜び、憂い悲しい時はその気持ちに寄り添い「今」を共に過ごすことしかできないことも少なくありません。

なにもできなくても、傍に同じように感じようとしてくれている人がいるだけで、大きな「支え」になります。

「愛」の反対語は「無関心」です。愛とは「良い関心」を持つということと言い換えることもできます。それは見ようとし、感じようとしなければわからないことです。

人との関係とは自らが踏み出さなければよくなりません。少しの勇気が必要です。でも失敗はありません。フィードバックがあるだけです。

"起こったこと"を真摯に受け止め次に生かしていくのです。

(職員向けメッセージより)

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