11月になりすっかり秋めいた陽気になりました。利用者の皆さんは季節の変わり目の気温の変動に適応していくのが弱い方々も少なくないので、衣類の調整などこまめにして下さい。また、この秋は入退所も多いので落ち着かない人たちへの対応もお願いします。
自閉症の人たちは、新しい環境が苦手です。落ち着かないのは、多くは「怖い、強い不安」と言うことと同じです。「困ったことをする人は、本人が一番困っている」のです。
それで、自ら気分を変えることが、出来ないので自傷、多傷、者の破壊と言う形になってしまうことが多いのですが、そのときに怒鳴られ、叱られる、という形になってしまいます。各棟に配っている冊子に「発達障害の教育体験記」という文章があります。
その中の叱り方の項には「一分以内で手短に」という内容が書かれています。
それ以上だと、言われている内容が理解できないだけでなく、ネガティブな感情だけが残ってしまいます。
私たちの仕事の第一は、「コミュニケーション支援」から入ります。
その人を辛くさせないでください。
(職員向けメッセージより)