辛くなる"こころ"のからくり

カンシャクや怒鳴り声、暴力など他者に不快感を与える行為を私たちは行動障害と言います。

それは、私たちが不快なことがあり、悶々として深酒をしたり,過食になった時と基本的には変わりません。

どちらも心が安心に包まれている時には起こらないのです。

私たちの仲間が飲み会で"荒れている"感じがする時は
「何かあったの?」と,
よく聴いていくと
「ちょっとストレスが・・・」と言い出し,辛い心の内を外化します。

このように、

引き出し→表し→カタルシス→少しの信頼、

こんなサイクルの中で何とか気持ちを維持するのです。

人に助けられずに深酒やギャンブル薬物依存といった悪循環に陥ると
本質的な辛さは解消されず増大した辛い感情を一時的に満たすためにさらに強い刺激を求めてしまいます。

人は人でしか変わりません。

聴く側の人も傷やコンプレックスをもった一個の人間です。

弱い人たちは敏感です。

受け止めてもらえないと無意識に強く求めてしまいます。

満足がいかないからです。補ってもらえないからです。

良き関係性を創りだすためにははエネルギーが必要です。


心の養分とは自らの薄皮をはがすように対峙し愛情と感謝に包まれていることに気づくことから始まります。

皆きれいな存在なのです。

(職員向けメッセージより)

このブログ記事について

このページは、町田福祉園のGMが2011年5月25日 20:04に書いたブログ記事です。

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