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生きにくさ(ASD)への支援|町田福祉園のGMコラム
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生きにくさ(ASD)への支援

2014年10月29日


自閉症、今は自閉症スペクトラム障害(ASD)と言いますが、知的に障害のない人たちを、日本では発達障害と言います。

発達のためには、「物事を理解する力」と「他者と関係を作っていく力」が必要です。

オギャーとこの世に生まれた瞬間から、この未知なる世界を知ろうとする能動的な力「理解」とその世界とかかわっていく力「関係」が必要となります。

知的に障害があると理解する力が弱く、ASDだと能動的にかかわっていく力が弱いのです。

乳児が発達していくためには、愛情を持って普通に育てるだけでいいのですが、何かしらの発達段階での力不足があると、意識的にかかわる必要があります。

人とのかかわる力が不足していると孤独だと言うことです。

人に頼ることが苦手だと過度な緊張状態にあると言うことです。

不安が強いと言うことは過敏な感覚の中にいると言うことです。

これらの状態にあると混乱しやすいと言うことです。

パニックや自傷行為などコントロールしにくい情動のなかにいます。

私たちが落ち着かないときの貧乏ゆすりやうろうろ歩いたりすることを同一性の保持と呼びますが、それは"その人なりに安定するための努力"と言うことができます。

こだわりが強いときは不安が強いときともいえます

私たちは、肯定的・能動的にかかわり、人への不安を少なくし安心に包まれるようにかかわらなければなりません。

起こしてしまった行為の背景にあるつらさや苦しみを感じ取り、意識的にかかわる心に添うかかわりをしていくことが役割なのです。

(職員向けメッセージより)


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