移動に不自由な方には車いすが必要です。
聴覚が不自由な方には手話が必要です。
自閉症の方にはその障害特性に応じた"わかりやすい情報提供が必要です。
このことを構造化と言います。
構造化とは、「意味あるコミュニケーションをとるためのすべてのアイデア」のことを指します。
これがベースです。
その上で、次に私たちにとって困った行為をしてしまう心のあり様を考えます。
不穏・不安定などの一言でかたずけてはいけないのです。
表層だけで捉えていると、"本当の思い・辛さ"を理解してもらえない状態が続くので、解ってもらいたいために行為はエスカレートしていきます。
そうせざるを得ないのです。
長くその方の行為が変わらないとしたら、関わるチームでの捉え方を根本的に洗いなおす必要があります。
そしてそれをポジティブな視点、声かけ、行為に変えていく必要があります。
そこで私たちを阻害する要因(クリティカルボイス)は、「この人たちは変わらない」と思ってしまうことです。
人は"つながり"を求めて生きています。
人間存在の不安とは人と繋がっていない、孤独になっている不安・怖れです。
無条件に"つながり"を感じられる、それが"支援"です。
一つの命、幸せに向けての私たちの役割です。
(職員向けメッセージより)